ChatGPTなどAIで下書きした小説を、執筆ツールで管理・推敲する方法
AIに下書きを手伝ってもらう書き方が広がっている
ChatGPTのような対話型のAIに、アイデア出しや場面の下書きを手伝ってもらいながら小説を書くスタイルは、この数年で急速に一般的になりました。ゼロから白紙に向かう心理的なハードルを下げられる、行き詰まった場面の続きを提案してもらえるといった利点があり、特に長編を一人で書き続けるモチベーション維持の面で助けになっている書き手は少なくありません。
AI生成文章をそのまま出すことの問題
ただし、AIが生成した文章をそのまま本文として使ってしまうと、いくつかの問題が生じがちです。文体が作品全体を通して均質になりやすく、書き手自身の作家性が薄れてしまうこと、AIは長編全体の伏線や設定の一貫性を把握しているわけではないため、シーンごとに矛盾が生じやすいこと、そして投稿サイトによってはAI生成コンテンツの扱いに関する規約が定められている場合があることです。AIの出力は完成原稿ではなく、あくまで「叩き台」として扱うのが安全な向き合い方です。
「叩き台」として使い、人間が推敲する工程を挟む
AIに書いてもらった文章は、そのまま採用するのではなく、自分の文体に書き直す、キャラクターの口調に合わせて言い回しを調整する、といった推敲の工程を必ず挟むことをおすすめします。この工程を挟むことで、AIの提案をヒントとして活かしながらも、最終的な文章には書き手自身の作家性を残すことができます。
取り込んだ後にやるべきチェック項目
AIで下書きした原稿を作品に組み込む際は、既存のキャラクター設定と矛盾していないか、それまでの伏線や用語の表記と整合しているかを、通常以上に注意深く確認する必要があります。AIは会話の文脈は把握できても、作品全体を通した設定資料を参照しているわけではないため、細部の食い違いが起きやすいことを前提にチェックする姿勢が大切です。
ファイルからの取り込みと、対話からのコピペ、両方に対応できると楽
AIとの対話で書いてもらった文章はコピー&ペーストで、Word文書などですでにまとまった原稿はファイルとして、それぞれ別の経路で取り込みたい場面があります。取り込み方法が複数用意されていると、その時々の執筆スタイルに合わせて柔軟に原稿を作品に反映できます。
取り込んだ原稿は一括ではなくシーン単位で見直す
取り込んだ原稿を一度に全部推敲しようとすると、作業量に圧倒されて手が止まってしまいがちです。シーン単位に分割してから、一つずつ丁寧に見直していく方が、作業の区切りをつけやすく、結果的に最後までやり切りやすくなります。
モノ書きでの使い方
モノ書きの原稿インポート機能では、Word・テキストファイル(.txt/.md/.docx)からの取り込みと、AIとの対話で書いてもらった文章を貼り付けての取り込みの両方に対応しています。AIに続きを書いてもらう際に使えるプロンプトのテンプレートもワンクリックでコピーできるので、対話の下準備に迷う手間を減らせます。取り込んだ原稿はシーン単位に分けて管理できるので、そこから一つずつ推敲を進められます。