← ブログ一覧へ
💡

ふと浮かんだアイデアを逃さないメモの残し方

良いアイデアは執筆から離れた瞬間に生まれる

良いアイデアは、机に向かって「さあ考えよう」というときよりも、通勤中や入浴中、寝る直前など、執筆から離れているタイミングでふと浮かんでくることが多いものです。そしてその多くは、数分後にはきれいさっぱり忘れてしまいます。脳がリラックスしている状態の方が、普段結びつかない情報同士が結びつきやすいためだとも言われており、机の前で「アイデアを出すぞ」と力むよりも、むしろ何気ない瞬間の方がひらめきを生みやすいのです。

思いついた瞬間にどこであれ書き留める

アイデアを逃さないコツは、「思いついたその瞬間に、どこであれ書き留める」という一点に尽きます。後で整理しよう、清書しようと考えているうちに、忘れてしまうか熱量が冷めてしまいます。単語の断片や短いセリフだけでも、書いた瞬間に思い出せる手がかりとして十分です。「あとで書けば覚えているはず」という自信は、経験上ほとんどの場合裏切られます。

寝る前に浮かんだアイデアは特に厄介で、眠気に負けてメモを後回しにすると、朝には輪郭すら思い出せなくなっていることがほとんどです。枕元にメモできる手段を用意しておく、あるいはスマートフォンをすぐ手の届く場所に置いておくなど、寝る前特有の状況に合わせた対策を用意しておくと取りこぼしが減ります。

メモは完成した文章である必要はない

メモは無理に本文用の文章として書く必要はありません。「主人公が土壇場で裏切られる展開」「この二人の会話、皮肉が効いてて良い」といった、自分だけが分かるメモ書きで構いません。後から読み返したときに情景が思い出せれば役割を果たしています。完成度の高い文章を書こうとすると、それ自体がメモを取る行為へのハードルになってしまいます。

今すぐ使えなくても捨てない

アイデアの中には、今書いている作品に直接使えないものも多く含まれます。それでも捨てずに残しておく価値はあります。数ヶ月後、あるいは別の作品を書いているときに、思いがけず今のアイデアがぴったりはまる場面に出会うことがあり、アイデアの「保管庫」が厚いほど、そうした偶然の出会いの確率も上がっていきます。

メモは、思いついた順に並んでいるだけでも十分機能しますが、余裕があればキャラクター、世界観、展開といった大まかなカテゴリでタグ付けしておくと、後から特定のテーマのアイデアだけを探しやすくなります。ただし整理に時間をかけすぎて、メモを取ること自体が億劫になっては本末転倒です。

たまに見返す時間を作る

溜まったメモは、定期的に見返す時間を作ることが大切です。書いた直後は使い道が思いつかなくても、別の話を書いているときに突然つながって、伏線やサブプロットのヒントになることがあります。執筆に行き詰まったときこそ、過去のメモを見返すのに良いタイミングです。忘れていたアイデアが、今の展開の突破口になることも少なくありません。

会話や日常の中で見聞きした、ちょっとした言い回しや情景も、立派な創作のタネになります。実際に体験したことのある感覚は、想像だけで書いた描写よりもずっとリアリティを持って読者に伝わります。特別な出来事でなくても、心が動いた瞬間はメモしておく価値があります。

モノ書きでの使い方

モノ書きのアイディアノートは、思いついたことをそのまま書き留めるだけのシンプルな機能です。執筆画面とタブを切り替えるだけですぐ開けるので、執筆中に脇道のアイデアが浮かんだときも、本文の手を止めずにメモを残せます。